心療内科・精神科・内科・睡眠障害内科

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日中の眠気はなぜ?不眠だけではなく日中の眠気でもメンタルクリニックの受診を検討するべき理由

2026.6.1

「夜は寝ているはずなのに、日中に眠たくなる」
「仕事中や授業中に集中できない」
「朝起きても疲れが取れていない」
「会議中、運転中、勉強中に眠気が強くなる」

このような日中の眠気は、単なる寝不足だけが原因とは限りません。

厚生労働省のHPでは、日中の眠気の原因として、睡眠不足だけでなく、睡眠の質が低下する睡眠障害、薬の副作用、うつ病などの精神疾患も挙げられています。また、眠気が強い場合には診察や検査を受け、必要な治療につなげることが大切とされています。

特に、睡眠時間を確保しているのに日中眠い場合は、睡眠が浅い状態ADHDに伴う症状、ナルコレプシーなどの過眠症睡眠時無呼吸症候群ストレスやうつ状態などが関係していることがあります。


日中眠たい原因として考えられるもの

1. 睡眠時間が足りていない

まず考えられるのは、睡眠不足です。

これらはイメージが湧きやすいかと思いますが、単に眠る時間が少ない、若しくは眠りの質が悪ければ当然日中に眠たくなるだろうと予測しやすいでしょう。

仕事、勉強、家事、スマートフォンの使用、夜更かしなどで睡眠時間が短くなると、翌日に眠気が出やすくなります。

睡眠不足が続くと、眠気だけでなく、倦怠感、集中力の低下、気分の不安定さなどにつながることがあります。厚生労働省の情報でも、睡眠不足が長期間続くと慢性的な眠気や認知パフォーマンスの低下、気分の不安定さなどが生じるとされています。睡眠不足とパフォーマンスがどの程度関連しているのかは幾つか論文がありますが、機会があれば紹介したいと思います。

ただし、「長く寝ているのに眠い」「休日に寝だめしても回復しない」という場合は、睡眠時間だけでなく、睡眠の質睡眠リズムも確認する必要があります。


2. 睡眠が浅い・途中で何度も目が覚める

眠っている時間はあるのに、朝起きたときに疲れが残っている場合、睡眠の質が悪い、若しくは睡眠が浅くなっている可能性があります。

たとえば、次のような状態です。

  • 夜中に何度も目が覚める
  • 夢をたくさん見て疲れる
  • 小さな物音で目が覚める
  • 朝起きても寝た気がしない
  • 日中にだるさや集中力低下がある

睡眠が浅いと、脳と体が十分に休まらず、日中の眠気や疲労感につながることがあります。

また、後述の睡眠時無呼吸症候群のように、睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりすることで、深い睡眠が妨げられている場合もあります。これは単に精神的な病状というだけではなく身体的な要因でもありますので分けて説明したいと思います。


3. ストレス・不安・うつ状態

ストレスや不安が強いと、布団に入っても考えごとが止まらず、脳が休まりにくくなります。

その結果、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたり、朝早く目が覚めたりすることがあります。

また、うつ状態では、気分の落ち込みだけでなく、倦怠感を含む眠れない、起きられない、体がだるい、集中できないといった症状が前面に出ることがあります。

「眠い」「だるい」「朝がつらい」という症状の背景に、こころの不調が隠れていることもあります。


4. ADHDによる睡眠リズムの乱れ・日中の眠気

ADHDは、不注意、多動性、衝動性などの特性がみられる発達障害の一つです。日本精神神経学会では、ADHDについて、「うっかりミスが多い」「忘れ物が多い」「整理整頓が苦手」といった不注意症状や、「じっとしているのが苦手」「落ち着かない」「待つのが苦手」といった多動性・衝動性症状がみられると説明しています。

ADHDというと「集中できない」「忘れ物が多い」といった症状を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、ADHDのある方では、日中の眠気や睡眠の問題が関係していることもあると報告されています。

一般的にADHDでは日中の眠気を伴うことが多いと報告されており実際もそういった問題でお困りの方も多い印象です。また、眠気によって不注意症状が悪化することがあるとされています。ADHDに日中の眠気が生じる背景として、ADHDそのものの性質に伴う眠気(ドパミン分泌に関連している可能性があると言われている)、夜型傾向、薬の副作用(インチュニブ)などが挙げられています。

ADHDの方では、たとえば次のようなことが起こりやすい場合があります。

  • 夜になっても頭が切り替わらず、寝つきにくい
  • スマホ、動画、ゲーム、仕事などをやめられず夜更かししてしまう
  • 朝起きるのが苦手
  • 生活リズムが後ろにずれやすい
  • 日中に眠気や集中力低下が出る
  • 眠気による集中困難とADHDの不注意が重なって見える

つまり、ADHDの方の日中の眠気は、単に「怠けている」「気合いが足りない」というものではありません。
ADHDの特性、睡眠リズムの乱れ、睡眠の浅さ、過眠症などが複合的に関係していることがあります。


5. ナルコレプシーなどの過眠症

日中に強い眠気が繰り返し起こる場合、ナルコレプシーなどの過眠症が関係していることもあります。

過眠症について、夜に十分な睡眠をとっていても昼間に眠気に襲われ、居眠りしてしまう病気と説明しています。ナルコレプシーは、目を覚まし続ける役割を持つオレキシンという神経伝達物質が関係する睡眠・覚醒の障害とされています。

ナルコレプシーでは、次のような症状がみられることがあります。

  • 十分寝ているのに、日中に強烈な眠気がくる
  • 授業中、仕事中、会話中などに眠ってしまう
  • 短時間眠ると一時的にすっきりする
  • 笑ったり驚いたりしたときに、急に体の力が抜ける
  • 寝入りばなに現実のような夢や幻覚を感じる
  • 金縛りのように体が動かないことがある

ナルコレプシーの4つの主な症状として、睡眠発作、脱力発作、入眠時幻覚、睡眠麻痺が挙げられています。

ナルコレプシーは比較的稀な疾患ですが急に耐えられない眠気、睡眠に入るのが特徴で生活に強い支障が出ることが特徴です。

ナルコレプシーなどの過眠症は、本人の努力不足ではありません。
強い眠気がありナルコレプシーを疑う場合は精神科を標榜している医療機関で相談することが大切です。


6. 睡眠時無呼吸症候群・むずむず脚症候群・頻尿

日中の眠気の背景には、睡眠中の体の異常が関係していることもあります。

たとえば、睡眠時無呼吸症候群では、寝ている間に呼吸が止まったり浅くなったりすることで、睡眠が浅くなります。十分な時間眠っているつもりでも、深い睡眠がとれず、日中に強い眠気が出ることがあります。

次のような症状がある場合は注意が必要です。

  • いびきが大きい
  • 寝ている間に呼吸が止まっていると言われたことがある
  • 朝起きると頭が重い
  • 日中の眠気が強い
  • 夜中に何度も目が覚める

てらすクリニックにっぽりではこころとからだの治療という観点からも睡眠時無呼吸症候群の治療に力をいれており、睡眠時無呼吸症候群の検査(睡眠時ポリグラフィー検査)やCPAP治療などが可能です。精神科・心療内科と内科を標榜していることもあり、睡眠時無呼吸症候群と不眠症の治療を一括に相談出来るから助かるとお声を頂いております。

また、むずむず脚症候群では、寝る前に脚がむずむずする、じっとしていられない、脚を動かすと楽になるといった症状が出ることがあります。そのため寝つきが悪くなり、日中の眠気につながることがあります。むずむず脚症候群は日中に眠気を起こす病気の一つとして紹介されています。


7. 薬の副作用・体の病気

薬の副作用や体の病気が、日中の眠気につながることもあります。

たとえば、アレルギー薬(花粉症の薬)、睡眠薬の持ち越し、抗不安薬や抗うつ薬、抗精神病薬などの眠気、アルコールなどの影響で眠気が出る場合があります。

また、貧血、甲状腺の病気、生活習慣病、慢性的な疲労など、体の不調が背景にあることもあります。

眠気が続く場合は、自己判断で薬を中止するのではなく、医師に相談しながら原因を確認することが大切です。


「日中眠い」と感じたらご相談ください

日中の眠気は、よくある症状だからこそ見過ごされがちです。

しかし、次のような状態が続く場合は、メンタルクリニックへの相談をおすすめします。

  • 眠っても疲れが取れない
  • 日中の眠気で仕事や学業に支障が出ている
  • 朝起きるのがつらい
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 気分の落ち込み、不安、イライラが続いている
  • 忘れ物、先延ばし、集中困難が多く、ADHDかもしれないと感じる
  • 夜型生活から抜け出せない
  • 十分寝ているのに、突然強い眠気に襲われる
  • 金縛り、脱力発作、入眠時の幻覚のような症状がある
  • 眠気のために運転や仕事に不安がある

日中の眠気の原因は一つとは限りません。
睡眠不足、睡眠の浅さ、ストレス、うつ状態、ADHD、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群など、複数の要因が重なっていることもあります。

メンタルクリニックでは、生活リズム、睡眠の状態、気分の落ち込みや不安、ADHDなどの発達特性、服薬状況などを確認しながら、眠気の背景を整理していきます。

ナルコレプシーや睡眠時無呼吸症候群など、専門的な睡眠検査が必要と考えられる場合には、睡眠専門外来や他の医療機関と連携することもあります。


日中の眠気は「こころと体からのサイン」かもしれません

「眠いだけだから」と我慢しているうちに、集中力の低下、仕事のミス、学業への影響、対人関係のストレス、運転中の危険につながることがあります。

特に、強い眠気が続く場合や、睡眠時間を確保しても改善しない場合は、早めに相談することが大切です。

「睡眠が浅い気がする」
「ADHDの特性が関係しているかもしれない」
「ナルコレプシーなどの過眠症が心配」
「眠気と一緒に気分の落ち込みや不安もある」

このような方は、一人で抱え込まず、てらすクリニックにっぽりにご相談ください。

睡眠の悩みを整理することは、こころと体の調子を整える第一歩です。

てらすクリニックにっぽりでは、精神科・心療内科の医師が、日中の眠気、睡眠の浅さ、朝起きられない、集中できないといったお悩みについて診療を行っています。

日中の眠気の背景には、睡眠不足だけでなく、ストレス、不安、うつ状態、適応障害、ADHDに伴う生活リズムの乱れ、睡眠の質の低下などが関係していることがあります。

「夜は寝ているのに日中眠い」
「朝起きても疲れが取れない」
「仕事中や授業中に眠気が強い」
「集中できず、ミスや先延ばしが増えている」
「ADHDかもしれないと感じている」
「眠気と一緒に気分の落ち込みや不安もある」

このような症状でお困りの方は、てらすクリニックにっぽりへの受診をご検討ください。

また、ナルコレプシーや睡眠時無呼吸症候群など、専門的な睡眠検査が必要な病気が疑われる場合には、症状や経過を確認したうえで、必要に応じて睡眠専門外来など他の医療機関へのご案内を検討します。

JR日暮里駅から徒歩1分、WEB予約は24時間受付可能です。

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日中の眠気、睡眠の浅さ、朝起きられない症状、ADHDの可能性、気分の落ち込みや不安などでお悩みの方は、一人で抱え込まずご相談ください。

※所要時間は目安です。時間帯・列車種別・運行状況により異なる場合があります。

監修者情報

船橋 健吾
医師 船橋 健吾

東京医科歯科大学医学部医学科卒業(現・東京科学大学)
地方中核病院やメンタルクリニック・訪問診療クリニック・産業医として勤務
当院の分院であるてらすクリニックひきふね 院長
(内科・心療内科・精神科・訪問診療)

産業医やケアマネジャーとしても働きつつ、働く皆様や高齢者のお力になりたいと考えています。

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