心療内科・精神科・内科・睡眠障害内科

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更年期障害とメンタルクリニック|イライラ・不安・気分の落ち込みが続くときに

2026.6.6

更年期のこころの不調は「気のせい」ではありません

「最近、理由もなくイライラする」「急に不安になる」「眠れない日が増えた」「気分が落ち込んで何もする気になれない」。
40代後半から50代にかけて、このようなこころの変化を感じる方は少なくありません。

日本人女性の閉経の平均年齢は50歳前後、その周辺45歳~50代後半ごろまでが「更年期」と呼ばれます。更年期にはエストロゲンの低下に加え、体力の変化、家庭や仕事での役割の変化、ストレスなどが重なり、身体面だけでなく精神面にも症状が出ることがあります。

医学的には「更年期障害の精神障害」というよりも、「更年期障害に伴う精神症状」「こころの不調」と表現されることが多く、代表的な症状にはイライラ、不安、不眠、抑うつ、無気力などがあります。

精神的な症状以外には、ホットフラッシュ、発汗、や肩こり、頭痛、胸の締め付け、動悸など様々です。

更年期障害でみられやすい精神症状

更年期にみられるこころの不調には、次のようなものがあります。

  • 些細なことでイライラする、怒りっぽくなる
  • 理由のはっきりしない不安や焦りがある
  • 寝つきが悪い、眠りが浅い、途中で目が覚める
  • 気分が落ち込む、涙もろくなる
  • やる気が出ない、何をするのもおっくう
  • 集中しにくい、物忘れが増えたように感じる
  • 人に会うのが負担になる

厚生労働省事業 女性の健康推進室ヘルスケアラボの更年期障害チェックは簡単にセルフチェックができますのでご参考にしてください。

なぜ更年期にこころの不調が起こるのか

更年期の精神症状は、単に「ホルモンのせい」だけで説明できるものではありません。エストロゲンの変動により自律神経が乱れやすくなることに加え、睡眠不足、疲労、家庭環境、介護、子どもの独立、仕事上の責任など、いくつもの要因が重なって起こることがあります。更年期障害では、心的ストレスや性格傾向も症状の強さに影響するとされています。

また、イライラは「性格の問題」ではなく、心や体に負担がかかっているサインでもあります。睡眠不足、多忙さ、刺激の多い環境、カフェインやアルコール、体の病気、ホルモンバランスの変化なども、イライラを強める要因になります。

「更年期だから」と決めつけないことが大切です

気分の落ち込みや不安、不眠があると「更年期だから仕方ない」と考えてしまう方もいます。しかし、同じような症状の背景に、うつ病、適応障害、不安障害、甲状腺疾患などのこころや体の病気が隠れていることもあります。更年期の精神症状に見えても、医療機関で確認することが大切です。

特に、悲しく憂うつな気分が続く、これまで好きだったことに興味がわかない、眠れないまたは寝すぎる、食欲が変わる、疲れやすい、自分に価値がないように感じる、集中できない、死にたい・消えてしまいたいと思う、といった症状が2週間以上続く場合は、更年期障害だけではなく何らかの精神的な不調を伴っている可能性があり心療内科・精神科への早めの受診が推奨されます。

受診の目安

次のような状態がある場合は、早めに医療機関に相談しましょう。

  • 気分の落ち込みや不安で、仕事・家事・人間関係に支障が出ている
  • 不眠が続き、日中の疲労感が強い
  • イライラを抑えられず、家族や周囲との関係がつらい
  • 食欲や体重の変化がある
  • 動悸、ホットフラッシュ、倦怠感、肩こりなど身体症状も強い
  • 「消えたい」「死にたい」と感じることがある

自分では「まだ大丈夫」と思っていても、いつまで続くのだろうか、緩和出来る方法はないのかなど不安になることも多いと思います。すぐに解決しない悩みは医療機関で解決や緩和に近づく可能性があります。ぜひお気軽にご相談下さい。 てらすクリニックにっぽりでも更年期障害の診断・治療を行っております。【ご予約はこちらから】

治療にはどのような選択肢があるのか

更年期障害の治療では、症状や体質、既往歴、生活背景を確認したうえで、治療を計画します。

顕在化している症状に対して緩和するような治療、不眠症治療薬、軽度筋弛緩作用のある投薬、抗不安薬などはその選択肢の一つです。

又、加味逍遙散や当帰芍薬散、桂枝茯苓丸等の婦人科疾患に効能があるとされている漢方薬、その他抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、柴胡加竜骨牡蛎湯などストレスに対する漢方薬なども使用されます。

プラセンタ治療も保険適用で治療ができる選択肢の一つで、メルスモンという注射を皮下注射で実施します。症状によりますが週1~2回程度で行われる方が多いです。(画像はメルスモン製薬のサイトより引用です。)

ホルモン療法(HRT)などを行うこともあります。乳がんや子宮体がん否定の必要もあり婦人科での治療が行われることが多いです。

日常生活でできるセルフケア

更年期のこころの不調を和らげるためには、まず睡眠、食事、運動、休息のリズムを整えることが基本です。寝る前のスマートフォンを控える、カフェインやアルコールを取りすぎない、短時間でも体を動かす、予定を詰め込みすぎない、感情を言葉にして整理するなど、小さな工夫が助けになることがあります。

ただし、セルフケアだけで何とかしようとしすぎる必要はありません。更年期の不調は、体とこころが大きく変化しているサインです。つらさが続く場合は、早めに医師へ相談することで、症状に合った治療やサポートにつながりやすくなります。

まとめ

更年期障害では、ほてりや発汗だけでなく、イライラ、不安、不眠、抑うつ、無気力といった精神症状が現れることがあります。
「年齢のせい」「気持ちの問題」と片づけず、日常生活に支障がある場合は医療機関に相談しましょう。こころの不調は、我慢するものではなく、相談してよい症状です。

てらすクリニックにっぽりでは

てらすクリニックにっぽりでは、精神科・心療内科の医師が、更年期に伴うイライラ、不安、不眠、気分の落ち込み、集中力の低下、やる気が出ないといったお悩みについて診療を行っています。

更年期のこころの不調の背景には、女性ホルモンの変化だけでなく、睡眠不足、ストレス、うつ状態、不安症状、適応障害、家庭や仕事での環境変化、体調不良などが関係していることがあります。

「最近イライラしやすくなった」
「理由もなく不安になることがある」
「眠りが浅く、日中も疲れが取れない」
「気分が落ち込み、何もする気になれない」
「更年期なのか、うつなのか分からない」
「家族や職場で感情を抑えるのがつらい」
「気分の波や不眠が続いて生活に支障が出ている」

このような症状でお困りの方は、てらすクリニックにっぽりへの受診をご検討ください。

また、甲状腺疾患、婦人科疾患、睡眠障害など、精神科・心療内科以外での評価が必要な病気が疑われる場合には、症状や経過を確認したうえで、必要に応じて婦人科、内科、睡眠専門外来など他の医療機関へのご案内を検討します。

JR日暮里駅から徒歩1分、WEB予約は24時間受付可能です。

駅からすぐの場所にあるため、日暮里周辺にお住まいの方はもちろん、都内各地、千葉県・茨城県方面から通勤・通学で日暮里駅を利用される方にもご来院いただきやすい立地です。

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当院は日暮里駅から徒歩1分の場所にあり、JR常磐線・山手線・京浜東北線、京成線、日暮里・舎人ライナーをご利用の方にも通いやすい立地です。

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通勤・通学の前後や、お仕事帰りにも立ち寄りやすく、継続的な通院にも便利です。

更年期に伴うイライラ、不安、不眠、気分の落ち込み、集中力の低下などでお悩みの方は、一人で抱え込まずご相談ください。

※所要時間は目安です。時間帯・列車種別・運行状況により異なる場合があります。

監修者情報

船橋 健吾
医師 船橋 健吾

東京医科歯科大学医学部医学科卒業(現・東京科学大学)
地方中核病院やメンタルクリニック・訪問診療クリニック・産業医として勤務
当院の分院であるてらすクリニックひきふね 院長
(内科・心療内科・精神科・訪問診療)

産業医やケアマネジャーとしても働きつつ、働く皆様や高齢者のお力になりたいと考えています。

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