
「年のせい」と諦める前に、まずはご相談ください
ご家族のこうした変化に、不安を感じてはいませんか?
認知症は早期に発見し、適切なケアを開始することで、進行を穏やかにしたり、ご本人の穏やかな生活を長く守ったりすることが可能です。
てらすクリニックにっぽりでは、精神科専門医と内科的視点の両面から、ご本人とご家族を支える「もの忘れ外来」を行っております。
認知症とは、加齢や脳の病気、障害によって記憶力や判断力などの認知機能が低下し、日常生活に支障をきたすようになった状態を指します。
単なる加齢による「ど忘れ」とは異なり、脳の細胞が壊れたり働きが悪くなったりすることで起こる進行性の病気です。
原因によって、現れる症状や適切な対処法が異なります。
認知症の原因として最も多く(約60%程度)、記憶障害や、物事を段取りよく進められなくなる遂行機能障害が出現します。
記憶障害などに加え、実際にはないものが見える「幻視」や、時間帯による意識の変動、睡眠時の異常行動、パーキンソン症状(手の震え、体の固さ)などが特徴です。
脳梗塞や脳出血などの後に起こります。意欲の低下や、感情のコントロールが難しくなり急に怒ったり泣き出したりする「感情失禁」が見られるのが特徴です。
人格の変化(怒りやすくなる)、社会的な問題行動(万引き、喧嘩等)、毎日同じコースを歩くといった「常同行動」などの症状が目立ちます。
認知症の診断には、単なる記憶テストだけでなく、経過や身体面も含めた多角的な評価が必要です。当院では以下のステップで慎重に診断を行います。
ご本人の診察に加え、ご家族から「いつ頃から」「どのような変化があったか」を詳しく伺います。生活の中での具体的な困りごとが、診断の重要な手がかりとなります。
「長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)」や「MMSE」などのテストを行い、記憶力、見当識(時間や場所の把握)、計算力などの状態を客観的に数値化します。
認知症と似た症状を引き起こす内科疾患の可能性を検討するため、採血検査等を行います。また、レビー小体型認知症等で見られる身体的な異常についても合わせて評価します。
必要に応じて、脳の萎縮を調べるためのMRI・CT撮影を計画します。日暮里近辺の提携医療機関や病院へスムーズに検査を依頼できる体制を整えています。
もの忘れ症状があっても、実際には認知症ではない、あるいは「治療で改善する」疾患が隠れている場合があります。初診の段階でこれらの可能性を十分に検討することが重要です。
慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、甲状腺機能低下症、ビタミン欠乏症など。これらは原因を取り除くことで症状が劇的に改善することがあります。
認知症で見られるアパシー(無関心)とうつ病による抑うつ気分を正しく見分け、適切な治療を計画します。これらは併発していることもあります。
当院では「お薬による治療」と「社会生活のサポート」を並行して進めていきます。
病気の種類に合わせて、進行を遅らせるための抗認知症薬を検討します。また、不眠、イライラ、幻覚、抑うつ状態などの周辺症状(BPSD)に対しても、ご本人の負担を最小限に抑え、生活上の負担が少しでも軽くなるよう調整いたします。
※病状初期の段階で「レカネマブ」などの新しい治療を希望される場合は、対応可能な近隣の医療機関をご紹介いたします。
ご本人が安心して過ごせる環境作りや、ご家族の接し方についてアドバイスします。
認知症のケアは、ご家族の負担が非常に大きくなる傾向があります。当院は、ご本人の治療はもちろん、ご家族の良き相談相手(伴走者)でありたいと考えています。
認知症は、早期発見・早期治療により、治療可能な病状を見つけ出したり、症状の進行を抑制したりできる可能性があります。「あれ、心配だな」と思った時が受診のタイミングです。
日暮里駅徒歩1分の当院は、認知症の精神症状や介護認定支援に経験豊富な医師が診療を担当し、土日や夕方(18時30分最終受付)も診療を行っております。「平日は仕事で付き添えない」という方も、「認知症が心配」という方も、「介護認定」を受けようとしている方も、まずはお気軽にご相談ください。