心療内科・精神科・内科

荒川区西日暮里2-19-4 たちばなビル9F 日暮里駅から徒歩1分 [MAP]

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適応障害

「仕事に行こうとすると涙が出る」「特定の場所に行くと動悸や吐き気がする」 それは心が発している限界のサインかもしれません。適応障害は、ある特定の状況や環境が耐えがたいストレスとなり、心身のバランスを崩してしまう疾患です。

ストレスは日常生活において誰もが一定程度感じるもので、様々な対処をしたり場合によっては良い成長の機会になることもあります。しかしながら、強度や長期間、あるいは理不尽なストレスがかかることは心身の不調につながることがあります。

決してあなたの「甘え」や「努力不足」ではありません。適切な治療と環境調整を行うことが必要なれっきとした病気(不調)です。一人で悩まず、まずは今の苦しさを聞かせてください。

適応障害とは

適応障害とは、特定の出来事や環境がストレス要因となり、日常生活が送れなくなる程の精神的な症状や身体的な症状が出る病気です。

大きな特徴は、「ストレスの原因がはっきりしていること」と、「その原因から離れると症状が改善しやすいこと」です。強いストレスが継続的にかかることで症状の悪化があり得るため早期に治療を開始することが重要です。

心・体・行動に現れるサイン

症状は多岐にわたり、人によって現れ方が異なります。

心の症状

  • 気分の落ち込み
  • 不安
  • 涙もろくなる
  • イライラ
  • 集中力の低下
  • 楽しみがなくなる

体の症状

  • 不眠(寝付けない、途中や早朝で目が覚める)
  • 食欲不振
  • 全身の倦怠感
  • 動悸
  • 頭痛

行動の変化

  • 遅刻や欠勤が増える
  • ぼーっとしている
  • 頭が働かない
  • 仕事でのミスが増える
  • 出かける事・趣味が面倒くさい
  • ベッドから起きられない

環境とのミスマッチ

適応障害の原因は、個人の性格の問題だけではなく、外部環境との「ミスマッチ」にあります。

職場・学校

  • 人間関係のトラブル
  • 過重労働
  • 部署異動や昇進
  • いじめ

私生活

  • 結婚
  • 離婚
  • 引っ越し
  • 近隣トラブル
  • 家族の病気

これらによって自分のキャパシティを超えたとき、心身がSOSを発します。

診断

当院では、患者様のお話を丁寧に伺い、以下の点に注目して診断を行います。

ストレス因との因果関係

ストレス要因と症状が出ている時系列や因果関係は妥当か

心理・身体症状

現在出ている症状は適応障害で出現するにあたり妥当か。特に国際的な診断基準(DSM-5,ICD-10)に基づく症状評価を行います。

身体疾患の除外

内科併設のメリットを活かし、甲状腺疾患(橋本病)などの身体的な病気が隠れていないかを必要に応じて血液検査等で確認します。

うつ病や双極性障害、統合失調症等と見分けて治療をしてくことが大切であり、経験豊富な医師が良く症状を確認しそれぞれの疾患に応じた治療を検討します。

治療

適応障害の治療は短期的なゴールと長期的なゴールの設定が必要です。

短期的なゴール

初診の際はとても辛い、苦しい、これは甘えなのだろうか、こんな事で仕事は休めない、等様々な思いを抱えてご来院される方が多いです。

適応障害と診断される、疑われる場合にはまずその恐れがあると患者様ご自身と医師が状況を共有することが大きな第一歩です。

特に強いストレスや長期的にストレスがかかっている場合には環境調整が必要な場合があり、症状や医師の意見として診断書(休職、学校欠席、自宅療養、症状の記載等を行う)を発行することもあります。(※内容等は状況によりますが当院ではお急ぎの方のために原則当日の診断書記載をしております)

又、不眠や不安感等が強ければ一時的に症状を和らげるお薬(不眠症治療薬、抗不安薬、漢方薬等)を処方することも検討します。まずは苦しい状態から少し楽になって欲しいと考えています。

もちろん一方的に処方する事は無く、お薬に抵抗感がある場合は良くお話を聞き、お薬無しの治療も検討可能です。

行動面のアドバイスとしては、食べて寝ることをまずしっかり優先すること、ストレス要因によって生じていると認識すること、無理をせず休養を取ること、今は気持ちが沈んでいたり思考力が明瞭でないことが多いのでできる限り大きな決断(退職、離婚etc)は延期することなどをお勧めします。

長期的なゴール

定期的に通院し、場合によってはお薬の治療を併用しながら徐々に元(病前)の体調に戻っていくようにすることが目標です。

とは言えまず目標にするのは元の体調の50-70%程度に戻ったと感じるとよいかと思います。いきなり100%に戻ることは少なく、ある程度の時間をかけて徐々に戻って来る事が多いです。

そのため、元の体調と比べて若干倦怠感がある、不安感がある等良くない事のみにフォーカスするのではなく、初診時と比べてどうかどこが良くなったかを感じる事も大切です。

仕事に関連するストレス因の場合には休職される方もいらっしゃるかと思います。当院では病状が改善していない間の診断書の記載と傷病手当金書類の記載も行っております。

(傷病手当金については、保険者による要件があり支給可否を決めるため支給を保証するものではありません)

それぞれによりますが、傷病手当金は1年6ヶ月間の支給、基本給の2/3程度の支給の場合が多く病気による休職中での金銭面の不安を軽減する制度です。

比較的体調が戻ってきたら、ストレス要因に対してどう対処していくかを考えていきましょう。

長期的な治療のゴールは「症状を抑えて元の体調に近づける事」と「再発しにくい環境を整えること」です。

ストレス要因の状況によっては、真正面から対処する必要が無いものもあり少し体調が改善したらゆっくり考えてみると良いと思います。

ご家族・周囲の方へ

適応障害の方にとって、周囲からの「頑張れ」という言葉は、時に追い詰められる原因となります。まずは「今の環境が辛いんだね」と共感し、安心して休める環境を作ってあげることが何よりの治療になります。

病状の最初では無理をして気晴らしに出かけたり、遊びに行ったりする必要性は薄く御本人のペースを見守ってあげてください。

当院は日暮里駅から徒歩1分、土日も診療を行っております。可能な限り初診の受け入れを早めにできるように尽力しております。平日はお仕事や学校で忙しい方も、どうぞお気軽にご相談ください。

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